2025年11月08日イベント -旧藏内邸-

【終了しました】9/11(木)~11/25(火)きんからの世界展ー明治時代の装飾和紙

きんからの世界

 国指定名勝、旧藏内邸の仏間に施された金唐革紙は明治時代に流行した荘厳な装飾であり、日本では現存するものが数例しかない、大変貴重なものです。

旧藏内邸の誇る近代伝統工芸品の一つ、金唐革紙の美をお楽しみください。

*終了しました。多数のご来館まことにありがとうございました。

【会 場】 旧藏内邸 宝蔵 (福岡県築上町上深野396番地 ℡0930-52-2530)

【会 期】 令和7年9月11日(木)~11月25日(火) *水曜休館
【開館時間】9:30~16:30
【入場料 】 大人310円 小中学生100円

R7_きんからの世界_HP用.pdfをダウンロード  

【きんからワークショップが開催されました】

令和7年10月19日(日)、きんからワークショップが開催され、事前応募の20名が明治時代の装飾和紙「金唐革紙」制作を体験しました。

楮紙と三椏紙を貼り合わせた和紙に錫箔を貼り、湿らせてから版木棒に当て、刷毛で叩いて模様を浮き出させます。当日は、築上町で金唐革紙の技術を伝承するため活動する「きんから倶楽部」のみなさんを講師に参加者20名が、金唐革紙制作を体験しました。きんから倶楽部のみなさんがあらかじめ用意した18㎝×12㎝の錫箔貼りまで完成させた合紙を湿らせ、版木棒に貼り付け、刷毛で叩く作業から始めました。

叩き作業が終わると、乾燥させ、乾いたらワニスを2回塗ります。銀色だった紙が金色に輝きます。金唐革紙は金箔より安価な錫箔を貼り、ワニスを塗ることで、金箔のような輝きを出す技術です。

ワニスが乾いたら、それぞれが彩色します。色遣いは十人十色で、この作業を経て世界に一つだけのあなただけの金唐革紙の完成です。

作業時間は約半日ですが、完成した金唐革紙を手にした参加者の笑顔がとても印象的でした。

みなさん、額に入れて飾るそうです。

旧藏内邸では仏間壁紙の金唐革紙に関連して、毎年秋ごろを目途にワークショップを開催しています。



上へ